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シェムリアップに行った時の写真(街編)


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1年前に新婚旅行でベトナムとカンボジアに行った。
カンボジア北部のシェムリアップは、世界遺産アンコールワットがある街といえばわかりやすいかもしれない。日本からの直行便はなく、隣国ベトナムのホーチミンからだいたい飛行機で1時間強かかる。韓国の仁川空港からも飛行機が出ている。
シェムリアップには公共交通機関が一切無い。僕らは日本であらかじめ予約していたガイドと合流して、車でホテルまで移動した。

街は非常にコンパクトで、空港と遺跡とオールドマーケットを中心とした繁華街の3点で構成されていて、昼はアンコール遺跡で観光してもらい、夕方〜夜はホテルのスパやオールドマーケット界隈のバーやレストランで遊んでもらうというわかりやすい構造になっている。


空港から車で15分ぐらい走ると、中心街に入る。
街はオールド・マーケットと呼ばれる市場を中心に観光客向けのホテルやレストラン、外国人・富裕層向けのスーパーや土産物屋が軒を連ねる。景気悪化の影響で観光客が減ったとはいえ、中心地は昼も寄るも観光客と客引きで賑わう。
その一方で工事の途中で放置された建物や売りに出されているホテルも度々見かけた。ホーチミン郊外でも日本や中国からの投資を見越して建て始めたものの、景気の急激な悪化の影響で中座した住宅地を見たが、シェムリアップも観光資源が主な収入とあって、不景気の影響はこういった形で出ていた。

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賑やかな町並みを離れ、車で少し郊外に出ると木を集めて作った脆そうな家がポツポツと現れ、人が集まる通りや市場は猥雑さを増す。とは言っても、タイやベトナムほどギラギラしたエネルギーはなく、売られている物の珍しさを取り除いてみると、飾り気の無い地方の市場といった雰囲気だった。

看板の文字は現地の言葉になり、売られているものは土産物ではなく、生活雑貨や食品、外から来た観光客は手を出さないようなデザインの服や貴金属の店ばかりになる。
店の女性たちはやる気無さそうに携帯電話をいじっていたり、横になっていたり、世間話に夢中になっていたりしていて、店の外では男たちがバイクや車を乗り回すか、トゥクトゥクの客引きをしている。

僕はこの雰囲気が好きになり、ガイドにお願いして、地元の人しか来ないようなマーケットにも何度か連れていってもらった。


siemreap rocal market
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そこからさらに遠くへ行くと、小さな遺跡と広大な田畑と木造の小さな家しかなくなり、写真でしか見たことがない、昔の日本と似た景色が広がっている。





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siem reap

観光客と地元民の生活エリアが明確に区分けられているのは観光地にありがちなことだが、シェムリアップは、これまで行った国々と比べても、その度合が強かったように思う。





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lunch

カンボジアの料理(クメール料理)は近隣の国と比べて淡白で味が薄く、控え目に言ってもあまり美味しくない。市場で売られている食材からは全くそんな印象を感じなかったが、スパイスが強くなく、かと言って塩でしっかり味付けしているかといえばそうでもなく、なんとなくぼんやりとした味だった。

唯一外れが無かったのは、スパ・リゾート系のホテル内にあるレストランで、15ドル程度かかるが、東京の小洒落たカフェでも出てきそうなランチが出てくる。とはいっても、わざわざシェムリアップまで来て、高い金だしてカフェ飯を食うのもなんだか馬鹿馬鹿しくなってくる。
ここでは食事を楽しむことは諦めて、シンプルな街の作りに従って、昼間は遺跡群を観光し、夜は適当なつまみを肴にビールを飲んで、さっさと寝るのが良い。
ただ、料理が今ひとつな国でも不思議とビールは万国共通で美味く、地元の料理との相性もいい。パッとしない料理を軽めのすっきりしたビールで流し、アルコールが体をめぐるのと同時に、昼間の疲労が浮き上がってくるような感覚になった頃、ホテルに戻って眠る。滞在中はその繰り返しだった。

続く